5.8. Compiz Fusion のインストール

魅力的な 3D 効果を使うと、 デスクトップコンピュータを使う楽しさがさらに増えることでしょう。

Compiz Fusion のインストールは簡単ですが、設定の際には、port の文書には記載されていないような作業が必要となることがあります。

5.8.1. FreeBSD nVidia ドライバの設定

デスクトップ効果は、 グラフィックカードに極めて高い負荷をかけることがあります。 nVidia ベースのグラフィックカードにおいて、 良いパフォーマンスを出すには、 プロプリエタリなドライバが必要となります。 他のグラフィックカードを使っているユーザは、この節を飛ばし、 xorg.conf の設定に進んでください。

必要となる nVidia ドライバについては、 この問題に関する FAQ を参照して決めてください。

使用しているカードに対する適切なドライバが決まれば、 インストール作業は他の package をインストールするのと同じように簡単です。

たとえば、 最新のドライバをインストールするには以下のように実行してください。

# pkg install x11/nvidia-driver

このドライバはカーネルモジュールを作成するので、 このモジュールをシステムの起動時に読み込むように設定してください。 以下の行を /boot/loader.conf に追加してください。

nvidia_load="YES"

注記:

動作しているカーネルに、 カーネルモジュールを今すぐ読み込ませるには、 kldload nvidia のようなコマンドを実行してください。 しかしながら、Xorg のバージョンによっては、 起動時にドライバが読み込まれていないと正しく動かないもありますので、 注意してください。/boot/loader.conf を編集後は、再起動してください。

読み込まれたカーネルモジュールを使うには、 通常は、xorg.conf ファイルの一つの行をプロプリエタリなドライバを使うように変更するだけです。

/etc/X11/xorg.conf において、 以下の行を探し出してください。

Driver      "nv"

この行を以下のように変更してください。

Driver      "nvidia"

いつものように GUI を起動すると、nVidia のスプラッシュが表示されます。 すべてはこれまで通りに動作するはずです。

5.8.2. デスクトップ効果のための xorg.conf の設定

Compiz Fusion を有効にするには /etc/X11/xorg.conf を変更する必要があります。

コンポジット効果を有効にするには、 以下のセクションを追加してください。

Section "Extensions"
    Option         "Composite" "Enable"
EndSection

以下のような Screen セクションの場所を見つけてください。

Section "Screen"
    Identifier     "Screen0"
    Device         "Card0"
    Monitor        "Monitor0"
    ...

(Monitor の後に) 次の二つの行を追加してください。

DefaultDepth    24
Option         "AddARGBGLXVisuals" "True"

あなたが使用したいと考えているスクリーン解像度に対応する Subsection を探してください。 たとえば、1280x1024 を使用する予定であれば、 次のようなセクションを探してください。 もし希望の解像度の subsection がなければ、 手動でそのエントリを追加してください。

SubSection     "Display"
    Viewport    0 0
    Modes      "1280x1024"
EndSubSection

デスクトップコンポジットで 24 ビットのカラーが必要であれば、上述の subsection を以下のように変更してください。

SubSection     "Display"
    Viewport    0 0
    Depth       24
    Modes      "1280x1024"
EndSubSection

最後に、Module セクションに glx および extmod モジュールが読み込まれるように設定されていることを確認してください。

Section "Module"
    Load           "extmod"
    Load           "glx"
    ...

前述の設定は、 x11/nvidia-xconfig を (root 権限で) 実行することで自動的に設定できます。

# nvidia-xconfig --add-argb-glx-visuals
# nvidia-xconfig --composite
# nvidia-xconfig --depth=24

5.8.3. Compiz Fusion のインストールおよび設定

Compiz Fusion のインストールは、 他の package と同様に簡単です。

# pkg install x11-wm/compiz-fusion

インストールが終了したら、グラフィックデスクトップを起動して、 端末から以下のコマンドを通常のユーザで実行してください。

% compiz --replace --sm-disable --ignore-desktop-hints ccp &
% emerald --replace &

使っているウィンドウマネージャ (GNOME では、Metacity) が、 Compiz Fusion に置き換えられるため、 画面は数秒間ちらつきます。 Emerald がウィンドウデコレーション (たとえば、閉じる、最小化、最大化ボタンタイトルバーなど) を取り扱います。

このコマンドをスクリプトに変換して、 (たとえば GNOME デスクトップの Sessions に追加して) 起動時に自動的に実行されるようにすることもできます。

#! /bin/sh
compiz --replace --sm-disable --ignore-desktop-hints ccp &
emerald --replace &

これを、たとえば start-compiz という名前でホームディレクトリに保存して、 以下のように実行可能にしてください。

% chmod +x ~/start-compiz

GUI を使って、このスクリプトを (GNOME デスクトップの System, Preferences, Sessions にある) Startup Programs に追加してください。

すべての希望する効果と設定を選択するには、 (もう一度通常のユーザで) Compiz Config Settings Manager を実行してください。

% ccsm

注記:

GNOME では、 System, Preferences メニューから選択することも出来ます。

ビルドの際に gconf support を選択していたのであれば、 gconf-editor を使って apps/compiz 以下を見ることで、 これらの設定を確認することも出来ます。

本文書、および他の文書は https://download.freebsd.org/ftp/doc/ からダウンロードできます。

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