14.12. サードパーティ製ソフトウェアのセキュリティ問題を監視する

寄稿: Rhodes Tom [FAMILY Given].

近年、セキュリティの分野では、 脆弱性の評価方法に関して多くの改善が行わています。 今日ではどのオペレーティングシステムにおいても、 システムへの侵入の脅威は、 サードパーティ製ユーティリティをインストールし、 設定するほどに増加していきます。

脆弱性を評価することは、セキュリティにおいて主要な要素です。 FreeBSD は、ベースシステムに対して勧告を発行していますが、 すべてのサードパーティ製ユーティリティに対して勧告を発行することは、 FreeBSD プロジェクトの能力を超えています。 サードパーティ製ユーティリティに関わる脆弱性を軽減し、 管理者に対し、既知のセキュリティ問題について警告する方法が存在します。 FreeBSD には、portaudit と呼ばれる追加のユーティリティが、 この目的のために用意されています。

ports-mgmt/portaudit port は、FreeBSD セキュリティチームおよび ports 開発者がアップデートし、管理している、 既知のセキュリティ問題に対するデータベースを入手します。

Ports Collection から portaudit をインストールするには、以下のように実行してください。

# cd /usr/ports/ports-mgmt/portaudit && make install clean

インストールの途中で、 periodic(8) の設定ファイルはアップデートされ、 毎日のセキュリティに関するスクリプトの実行中に portaudit が出力するように設定されます。 毎日のセキュリティに関するスクリプトの実行結果のメールが読めることを確認してください。 このメールは、root アカウントに送られます。 他の設定は必要ありません。

インストールが終わったら、管理者は以下のコマンドを実行することで、 データベースをアップデートし、インストールされている package の脆弱性を調べることができます。

# portaudit -Fda

注記:

データベースは、 periodic(8) の実行中に自動的にアップデートされます。 先程のコマンドの実行は任意で、 データベースを手動で直ちにアップデートするときに使われます。

Ports Collection からインストールされたサードパーティ製ユーティリティを監査するには、 管理者は以下のコマンドを実行する必要があります。

# portaudit -a

portaudit は、インストールされている package の中で、 脆弱性のあるものについて以下のようなメッセージを出力します。

Affected package: cups-base-1.1.22.0_1
Type of problem: cups-base -- HPGL buffer overflow vulnerability.
Reference: <http://www.FreeBSD.org/ports/portaudit/40a3bca2-6809-11d9-a9e7-0001020eed82.html>

1 problem(s) in your installed packages found.

You are advised to update or deinstall the affected package(s) immediately.

表示されている URL をウェブブラウザで開くと、管理者は、 脆弱性についてより多くの情報を得ることができます。 ここでの出力では、影響するバージョンが FreeBSD の port バージョンにより示され、 セキュリティ勧告を含む他のウェブサイトが含まれています。

portaudit は強力で、 portmaster port と共に使うときわめて有用なユーティリティです。

本文書、および他の文書は https://download.freebsd.org/ftp/doc/ からダウンロードできます。

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