20.7. UUCP とともに SMTP を使う

FreeBSD とともに出荷されている sendmail の設定は、 サイトがインターネットに直接接続しているものとして設計されています。 UUCP 経由でメールを交換したいサイトは、 他の sendmail 設定ファイルをインストールしなければいけません。

/etc/mail/sendmail.cf を手動で調整することは先進的なトピックです。 sendmail のバージョン 8 は設定ファイルを m4(1) プリプロセッサから生成します。 これにより、高度に抽象化された設定を行うことができます。 m4(1) による設定ファイルは /usr/src/usr.sbin/sendmail/cf 以下にあります。

もしシステムをすべてのソースとともにインストールしていなければ、 sendmail の設定材料は分割された個別のソース tarball を取得してください。 FreeBSD のソースコードが入った CDROM をマウントしているのなら、

# cd /cdrom/src
# cat scontrib.?? | tar xzf - -C /usr/src/contrib/sendmail

と展開してください (展開してもたった数百 KB 程度です)。 cf ディレクトリの README ファイルは m4(1) による設定の基本的な手引として役に立つでしょう。

UUCP 配送に対応するための一番よい方法は mailertable 機能を使用することです。 これは経路を決定するために sendmail が使用できるデータベースを作成します。

まずはじめに .mc ファイルを作成しなければいけません。 /usr/src/usr.sbin/sendmail/cf/cf にいくつか例があります。foo.mc という名前のファイルをあなたが作成したとすると、 有効な sendmail.cf ファイルへ変換するには次のようにするだけです。

# cd /usr/src/usr.sbin/sendmail/cf/cf
# make foo.cf
# cp foo.cf /etc/mail/sendmail.cf

典型的な .mc ファイルは次のようになるでしょう。

VERSIONID(`Your version number') OSTYPE(bsd4.4)

FEATURE(accept_unresolvable_domains)
FEATURE(nocanonify)
FEATURE(mailertable, `hash -o /etc/mail/mailertable')

define(`UUCP_RELAY', your.uucp.relay)
define(`UUCP_MAX_SIZE', 200000)
define(`confDONT_PROBE_INTERFACES')

MAILER(local)
MAILER(smtp)
MAILER(uucp)

Cw    your.alias.host.name
Cw    youruucpnodename.UUCP

accept_unresolvable_domains, nocanonify および confDONT_PROBE_INTERFACES 機能を含んでいる行は、 メール配送時にまったく DNS を使用しません。 UUCP_RELAY の記述は UUCP 配送に対応するのに必要です。 そこにインターネットホスト名を単に書くだけで .UUCP pseudo ドメインアドレスを扱うことができるようになります。 大抵の場合、あなたの ISP のメールリレーをそこに入力するでしょう。

次に、 /etc/mail/mailertable が必要になります。 メールを配送するリンクが外界との間に一つだけの場合は、 次のようにファイルを記述するだけで十分でしょう。

#
# makemap hash /etc/mail/mailertable.db < /etc/mail/mailertable
.                             uucp-dom:your.uucp.relay

次はさらに複雑な例です。

#
# makemap hash /etc/mail/mailertable.db < /etc/mail/mailertable
#
horus.interface-business.de   uucp-dom:horus
.interface-business.de        uucp-dom:if-bus
interface-business.de         uucp-dom:if-bus
.heep.sax.de                  smtp8:%1
horus.UUCP                    uucp-dom:horus
if-bus.UUCP                   uucp-dom:if-bus
.                             uucp-dom:

はじめの三行はドメインで宛先を指定されたメールが、 配送路を 近道 するために、 デフォルトルートではなく代わりにいくつかの UUCP 隣接ホストへ送られる特別な場合を扱います。 次の行はメールを SMTP で配送可能なローカルイーサネットドメインへ送ります。 最後に uucp-neighbor !recipient がデフォルトルートを上書きすることを許可するための UUCP 隣接ホストは .UUCP 仮想ドメイン記法で言及されます。 最後の行は常に他のすべてが当てはまるシングルドットです。 これは UUCP 隣接ホストへの UUCP 配送をすることで、 世界に向けたあなたの普遍的メールゲートウェイとして役に立ちます。 uucp-dom: キーワードの後ろにあるノード名はすべて、 uuname コマンドを使用することで確かめられる正しい UUCP 隣接ホストである必要があります。

このファイルは、実際に使用する前に DBM データベース形式に変換する必要があることに注意してください。 これを実行するコマンドラインは mailertable ファイルの先頭にコメントとして書かれています。 mailertable を変更するたびにいつもこのコマンドを実行する必要があります。

最後のアドバイス: もし、 いくつかのメールルーティングがうまく動いているかどうか分からないときは sendmail-bt オプションをつけることを覚えておいてください。 これは sendmailアドレステストモード で起動します。 あなたがテストしたいメールルーティングのアドレスを後につけて、 単純に 3,0 と入力してください。 最後の行は、内部で使われたメールエージェント、 このエージェントが呼び出された目的地ホスト、および (もしかしたら変換された) アドレスを表示します。 このモードを終了するには Ctrl+D を入力します。

% sendmail -bt
ADDRESS TEST MODE (ruleset 3 NOT automatically invoked)
Enter <ruleset> <address>
> 3,0 foo@example.com
canonify           input: foo @ example . com
...
parse            returns: $# uucp-dom $@ your.uucp.relay $: foo < @ example . com . >
> ^D

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