2.4. インストールの開始

重要:

デフォルトでは、次のメッセージが表示されるまで インストーラはディスクに何の変更も加えません。

Your changes will now be written to disk.  If you
have chosen to overwrite existing data, it will
be PERMANENTLY ERASED. Are you sure you want to
commit your changes?

この警告の前であれば、いつでもインストールを中断できます。 もし、何かを間違って設定してしまったことが心配ならば、 最後の警告の前に単にコンピュータをオフにしてください。 システムのハードディスクを変更せずに済みます。

この章では、「インストールメディアの準備」 で説明されている手順によって準備されたインストールメディアから、 システムを起動する方法について説明します。 起動可能な USB スティックを使用する場合には、 コンピュータを立ち上げる前に、 USB スティックを挿入してください。 CD もしくは DVD から起動する場合には、 コンピュータを立ち上げ、 すぐにメディアを挿入してください。 挿入したメディアからシステムを起動するように設定する方法は、 アーキテクチャによって異なります。

2.4.1. i386™ および amd64 での起動

これらのアーキテクチャでは、 BIOS メニューが用意されており、 ブートデバイスを選択できます。 利用するインストールメディアに合わせて、 最初のブートデバイスに、 CD/DVD または USB を選択してください。 ほとんどのシステムでは、BIOS に入らずとも、起動時に特定のキーを押すことで、 起動するデバイスを選択できます。 通常、このキーは、 F10, F11, F12 または Escape のどれかです。

もし、コンピュータが FreeBSD のインストーラではなく、 すでに存在しているオペレーティングシステムで起動してしまったのであれば、 以下の原因が考えられます。

  1. インストールメディアが起動プロセスにおいて十分早いタイミングで挿入されていません。 メディアをそのままにしてコンピュータを再起動してください。

  2. BIOS の変更が適切に行われていなかったり、 変更が保存されていません。 最初のブートデバイスに正しいブートデバイスが設定されていることを確認してください。

  3. システムが古く、 希望しているメディアからの起動に対応していません。 この場合には、Plop Boot Manager (http://www.plop.at/en/bootmanagers.html) を使うと、選択したメディアからシステムを起動できます。

2.4.2. PowerPC® での起動

ほとんどのコンピュータでは、 起動中にキーボードの C を押しておくと、CD から起動します。 別の方法では Command+Option+O+F、 または non-Apple® キーボードでは Windows+Alt+O+F を押してください。0 > プロンプトで

boot cd:,\ppc\loader cd:0

と入力してください。

2.4.3. SPARC64® での起動

ほとんどの SPARC64® システムは、 ディスクから自動的に起動するように設定されています。 FreeBSD を CD からインストールするには、 PROM に入る必要があります。

PROM に入るにはシステムを再起動し、 ブートメッセージが表示されるまで待ってください。 モデルによりますが、以下のようなメッセージが表示されます。

Sun Blade 100 (UltraSPARC-IIe), Keyboard Present
Copyright 1998-2001 Sun Microsystems, Inc.  All rights reserved.
OpenBoot 4.2, 128 MB memory installed, Serial #51090132.
Ethernet address 0:3:ba:b:92:d4, Host ID: 830b92d4.

もしシステムがこの時点でディスクから起動するようでしたら、 キーボードから L1+A または Stop+A を押すか、シリアルコンソールから BREAK を送信してください。 tip または cu を使用する場合には、~# によって BREAK を送ることができます。 単一の CPU を持つシステムでの PROM プロンプトは、ok で、 SMP システムのプロンプトは、 ok {0} です。 数字はアクティブな CPU の数を表しています。

ここで、CD をドライブに挿入し、 PROM プロンプトで boot cdrom と入力してください。

2.4.4. FreeBSD ブートメニュー

インストールメディアからシステムが起動すると、 以下のようなメニューが表示されます。

図2.1 FreeBSD ブートローダメニュー
FreeBSD ブートローダメニュー

デフォルトでは、メニューは、FreeBSD インストーラが起動するまで (FreeBSD がインストールされているシステムでは、FreeBSD が起動するまで)、 ユーザからの入力を 10 秒間受け付けます。 タイマーを停止してオプションを確認には、 Space を押してください。オプションを選択するには、 ハイライトされている番号、文字、もしくはキーを押してください。 以下のオプションが利用可能です。

  • Boot Multi User: FreeBSD の起動プロセスを続けます。 ブートタイマが停止しているのであれば 1、 大文字もしくは小文字の B または、 Enter を押してください。

  • Boot Single User: このモードは、 すでにインストールされている FreeBSD を修復するために利用できます。  シングルユーザモードについては、 「シングルユーザモード」 で説明されています。 2 もしくは、小文字もしくは、大文字の S を押すとこのモードに入ることができます。

  • Escape to loader prompt: 制限された低レベルのコマンドのみが利用可能な修復用プロンプトでシステムを起動します。 このプロンプトについては、 「起動ステージ 3 /boot/loader で説明されています。 3 または Esc を押すとこのプロンプトで起動します。

  • Reboot: システムを再起動します。

  • Configure Boot Options: 図2.2「FreeBSD ブートオプションメニュー」 で示されるメニューを開きます。

図2.2 FreeBSD ブートオプションメニュー
FreeBSD ブートオプションメニュー

この起動オプションメニューは、 2 つのセクションから構成されています。 最初のセクションは、メインのブートメニューに戻ったり、 オプションをデフォルト値に戻すために利用できます。

次のセクションでは、変更可能なオプションついて、 選択されている番号や文字を、OnOff に変更できます。 システムは、これらのオプションが変更されない限り、 常に変更されたオプションで起動します。 このメニューで変更可能なオプションは以下の通りです。

  • ACPI Support: 起動中にシステムが固まるようでしたら、このオプションを Off にしてください。

  • Safe Mode: 上記のオプションの対応を行ってもシステムが起動時に固まるようでしたら、 ACPI SupportOff にし、このオプションを On に設定してください。

  • Single User: シングルユーザモードでインストールされている FreeBSD を修復には、 On にしてください。 シングルユーザモードについては、 「シングルユーザモード」 で説明されています。 問題が修正された後は、Off に戻してください。

  • Verbose: 起動プロセスの表示をより詳細に表示したい場合には、 このオプションを On にしてください。 ハードウェアの問題を解決する際には有効です。

設定が終わったら、 1 または Backspace を押してメインブートメニューに戻り、 Enter を押して FreeBSD の起動を続けてください。 FreeBSD がハードウェアの検出を行い、 インストールプログラムをロードしている間、 ブートメッセージが表示されます。 起動後、図2.3「ウェルカムメニュー」 に示されるウェルカムメニューが表示されます。

図2.3 ウェルカムメニュー
ウェルカムメニュー

Enter を押して、デフォルトの [ Install ] を選択すると、インストール作業が始まります。 この章の残りの部分では、このインストーラの使い方について説明します。 そのほかには、左右の矢印キーまたは色が変わっている文字を使って、 選択したいメニューの項目を選択してください。 [ Shell ] を使うと、 インストールの前に、FreeBSD シェルからコマンドラインユーティリティでディスクを準備できます。 [ Live CD ] オプションを選択すると、 インストール前に FreeBSD を試すことができます。 live 版については、「Live CD を使う」 で説明されています。

ヒント:

ハードウェアの検出などのブートメッセージを見るには 大文字または小文字の S を押してください。 その後、Enter を押して、 シェルにアクセスしてください。 シェルプロンプトから、more /var/run/dmesg.boot を入力してください。 メッセージのスクロールには、スペースバーを使ってってください。 終わったら、exit を押して、 ウェルカムメニューに戻ってください。

本文書、および他の文書は ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/doc/ からダウンロードできます。

FreeBSD に関する質問がある場合には、 ドキュメント を読んだ上で <questions@FreeBSD.org> まで (英語で) 連絡してください。

本文書に関する質問については、 <doc@FreeBSD.org> まで電子メールを (英語で) 送ってください。